y-kawara.jp
山口県瓦工事業協同組合
シールドサクション工法
y-kawara.jp

知っていますか?
  あなたの屋根瓦にもアスベストが入っているかもしれないことを。

クリックで拡大平成18年までの薄っぺらな瓦にはアスベストが入っている可能性があります。アスベストは劣化しないがセメントは劣化します。セメントが劣化し、アスベストが浮き出てくると、アスベストが自然飛散している可能性があります。出来るだけ早く改修工事をお勧めします。
山口県瓦工事業協同組合では、この屋根材の改修工事をする時、厚生労働省の通達を受けて、国土交通省の工法認定を受け、アスベストを飛散させずに回収する特許の器具を使用します。

それではアスベスト屋根材に関する、よくある質問をご覧ください。



薄っぺらな瓦には、なぜアスベストが入っているのですか。
セメントだけでは強度が弱いのでつなぎに鉱物のアスベストを入れて強度を出しています。
 
強度を出すのに、なぜアスベストでなければいけないのですか。
科学繊維では、雨や日にあたると劣化し強度が弱くなり割れやすくなるので、劣化しない鉱物のアスベストを使いました。(アスベストは、水と良く馴染み使いやすく、劣化しないし、安価なので、夢の繊維と言われた時代がありました。)
 
アスベストとは、どういった性質のものですか。
ものすごく細くて、軽い繊維です。例えば、煙草の煙くらいの大きさです。クリックで拡大

なぜそんな細いものが人間に対して害になるのですか。
アスベストは鉱物の繊維なので劣化しません。一度、肺に入った繊維が肺に刺さり呼吸するたびに肺を刺激し、肺胞を突き抜けて肺を覆っている胸膜に突き刺さります。すると、アスベストの刺さった付近の胸膜が厚くなってきます。胸膜プラーク(胸膜肥厚斑)で癌化すると中皮腫になります。どちらも、アスベスト以外ではならない病気です。
 
では、どんな方法でアスベストを飛散させずに改修工事をするのですか。
シールドサクション(SS)工法 機器、工具を使います。クリックで拡大
 
シールドサクション(SS)工法 機器、工具とはどういった器具ですか。
アスベストが出そうな所を(シールド)囲い(サクション)回収する器具で、最後はアスベストを掃除機で回収する方法で行います。  
クリックで拡大 クリックで拡大 クリックで拡大
シールドサクション工法看板 施工中 施工中


アスベストは、煙草の煙くらいの大きさと聞きましたが、掃除機の後から出てこないのですか。
特殊な掃除機を使います。アスベストよりもっと小さく細かいゴミまで完全に取れるURPA(ウルパフィルター)を装着したクリーンルーム用掃除機を使います。※URPAフイルタとは、0.015μを99.9995%回収可能
 
どんな方法でその基準値を測りましたか。
(地独)山口業産業技術センター・三井化学(株)・(株)コトガワ・山口県瓦工事業協同組合4者で行いました。
クリックで拡大 クリックで拡大 クリックで拡大
専門機関で精度の高い実験を繰り返しました 4者で行いました 現場でも測定しました


なぜ、この工法を開発しようと思ったのですか。
クリックで拡大厚生労働省が指定しているアスベストを改修方法は、屋根瓦上に散水しながらの屋根瓦の改修方法です。しかし、勾配屋根上に散水しながらの工法では、滑って転倒、落下等の危険があります。(結局危ないので、肝心なところに散水できずアスベストが飛散している。)我々屋根業界では、雨降りの瓦工事はやってはならない事になっています。
又アスベスト含有屋根材は、メーカーの指導で、アスベストをセメントに閉じ込めてあるので、安全だと言うことを聞いていたので、散水しないでもアスベストが出ない事を立証しようと始めました。
 
結果はどうでしたか。
三井化学・山口産業技術センターからの出たデータを見ると、とんでもない結果が出てきました。 
クリックで拡大 クリックで拡大 クリックで拡大
レポートです 顕微鏡写真や グラフなど

どんな結果でしたか。
アスベスト含有屋根材は、傷つけない限りアスベストは飛散ません。改修工事をする時に、釘抜きで゙釘を抜く時アスベスト含有屋根材を傷つけ、1本の釘を抜く時だけで多い時には、2万本から3万本ものアスベストが出る事が分かり、これはどうにかしないと危険だと考えました。(アスベストは目に見えないため)
 
他には、どんな結果が出ましたか。
アスベストは劣化しない。それをセメントで固めて瓦を作ればアスベストは飛散しないと言う事でしたが、確かに10年そこらはセメントの強度はしっかりしていてアスベストが自然飛散しません。しかし、年数がたつにつれ、セメントが劣化しアスベストが浮き出て自然飛散することが分かってきました。色の塗り替え時に高圧洗浄する時も水が蒸発した後には、再飛散する事も分かりました。
 
今後どうしたらよいでしょうか。
アスベストが入っている屋根材を使っていると思われる人は、今現在、非飛散性アスベストに関しては、間違った回収をする可能性があり自然被曝する可能性もあります。
厚生労働省が指定している現在の工法では、足場を屋根の頂上より1m上げ防炎シートを張り散水しながら施工をする工法に対し、SS工法では足場については落下防止用足場で囲いはメッシュシートで済むので現工法より安価で、作業員にとっても周りの住民にも安全です。
もし、アスベスト含有屋根材を使用していると思われる様な疑問をお持ちの方は、資格を持つ事業所にお問い合わせください。
当組合員はこちら (見積もり及び相談は、無料とさせていただきます。)

尚、この工法は、厚生労働省が了知し、国土交通省の公共事業における新技術活用システム(NETIS:ネティス)に登録されております。

クリックで拡大 クリックで拡大 クリックで拡大
施工前 施工中 施工後


[ もどる ] [ TOP ]
山口県瓦工事業協同組合
〒741-0092  山口県岩国市多田1丁目102-19  電話 0827-35-5031  FAX 0827-35-5032